ε-160ED鏡筒の主な特長
ε-160ED鏡筒は口径160mm、焦点距離530mmの極めて明るく、鮮鋭な像を実現した撮影用鏡筒です。双曲面主鏡と補正レンズの関係を最適化した設計を行うことで徹底した収差補正を実現しています。補正レンズにはEDガラスを、相玉となるレンズは最も相性の良い硝材を採用することでフルサイズ最周辺で3μm以内のスポット像を実現しました。ε-130D鏡筒の扱いやすさとε-180ED鏡筒の高性能が融合した鏡筒です。一眼カメラを取り付ける際にはお持ちのカメラに対応するカメラマウントDX-WR(別売)が必要になります。ファインダー、ファインダー脚、鏡筒バンド、プレート、カメラマウントDX-WR、赤道儀、三脚等は別売となります。ε-160ED鏡筒用の補正レンズはε-160鏡筒では使用できません。
鏡筒上部・下部
鏡筒側面
巻き付けフード

ε-160ED鏡筒には巻き付けフード(ミューロン180C用)が適合します(別売)。露対策・迷光対策にご利用ください。
ε-160ED鏡筒と補正レンズ
■ε-160ED 直焦点
フルサイズ最周辺でもRMS-SPOT直径3μm以内と回折限界に匹敵する極めて良好な結像性能を維持しています。以前のε-160にデジタル補正レンズを組み込んだ状態と比べてスポット径は約1/5となり、比類なき高性能な光学系を実現しました。

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■ε-160ED +εエクステンダー160ED
ε-160EDに合わせて専用設計された5群7枚構成のエクステンダーです。ε-160EDに使用すると焦点距離を1.5倍の800mm(f/5.0)に引き延ばしつつ、星像はRMS-SPOT直径で中心1μm・フルサイズ周辺3μmと直焦点と同等以上のものが得られる超高性能なエクステンダーとなっています。また、周辺光量の落ち込みも少なくなり、フルサイズ周辺の光量を60%以上確保しています。眼視性能もとても良好で、非常にコンパクトな外形にもかかわらず、使用することでコマ収差の無い理想的な反射望遠鏡となります。焦点距離が伸びることでf値が大きくなり、主焦点時よりアイピースの負担も軽減されます。ご使用の際には鏡筒付属の補正レンズを外し、代わりにこちらのエクステンダーを装着ください。

主な仕様 | |
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形式 | ハイパーボライド・アストロカメラ |
有効口径 | 160mm |
斜鏡短径 | 63mm |
補正レンズ | 2群2枚(内1枚はEDレンズ) |
焦点距離 | 530mm |
口径比 | 1:3.3 |
イメージサークル | φ44mm (画角:4.8°) |
鏡筒径 | 204mm |
鏡筒先端部の外径 | 223mm |
ドロチューブストローク | 23mm |
メタルバック(*) | 56.2mm |
鏡筒全長 | 580mm |
質量 | 6.9kg |
ファインダー | 別売 |
備考 | FQR-1、MEF-3取り付け可能(別売) |
(*)接眼体後端より焦点面までの距離 | |
εエクステンダー1.5× 併用時 | |
焦点距離 | 800mm |
口径比 | 1:5.0 |
イメージサークル | φ44mm |
メタルバック | 56.2mm |
システムチャート