FSQ-85EDP鏡筒の主な特長
FSQ-85ED鏡筒は星雲・星団の写真撮影をする方が大変多く、眼視は31.7mm径アイピースまでという方がほとんどでした。そこで接眼リングの構成を大きく見直して、
と、いった撮影重視の鏡筒をご用意致しました。カメラ回転装置Mも標準付属のため、別売の
カメラマウントDX-WR(と、
鏡筒バンド)があれば星雲・星団の撮影に臨めます。
ドロチューブから
- 接眼アダプター接続環(FSQ-85ED)
- カメラ回転装置M
- フィルターボックス補助リング(TSA-102)
- CA-35(TSA-102)
- 眼視アダプター(CCA-250)
- アイピースアダプター接続環(短)
- 31.7アイピースアダプター
※前の仕様の鏡筒で付属していましたカメラ回転装置(TSA-102)は生産終了になり、カメラ回転装置Mに変更となりました。基本的な仕様はほぼ同じものです。
FSQ-85EDP鏡筒と補正レンズ
FSQ-85EDフラットナー1.01×を使用することで、主焦点での軽い像面湾曲と非点収差をフルサイズの範囲までほぼ完全に補正し、フラットな像面になります。焦点距離は若干伸びて455mm f/5.4になりますが、FSQ-85EDPならではの中心像のシャープさがフルサイズの領域まで続き、イメージサークルは小さいですがFSQ-106EDに引けを取らないシャープな光学系にアップグレードできます。
フラットナーのカメラ側に別売のカメラマウントDX-WRを取り付けてから一眼デジカメを装着します。
天体写真作例はこちら
FSQ-85EDレデューサーQB0.73×を使用すると、まるでフラットナーのようにフルサイズ最周辺(φ44mm)まで色ハローのない非常にシャープな像面になります。イメージサークルはφ44mmを維持したまま焦点距離330mm f/3.9 を実現します。
レデューサーのカメラ側には別売のCA-35(SKY90)とカメラマウントDX-WRを取り付けてから一眼デジカメを装着します。
天体写真作例はこちら
レデューサーCR0.73×を使用すれば、327mm f/3.8 というカメラレンズ並の焦点距離と明るさで、収差性能では高性能望遠レンズを上回ります。フルサイズの四隅(φ44mm)あたりでも30ミクロン以下の星像です。
レデューサーのカメラ側には別売のCA-35(SKY90)とカメラマウントDX-WRを取り付けてから一眼デジカメを装着します。
天体写真作例はこちら
エクステンダーED1.5×を使用すると、フラットナーと同様にフルサイズの全域に渡りフラットで精密な像面になります。680mm f/8.0 という天体のクローズアップ撮影に適した性能となります。
エクステンダーのカメラ側には別売のCA-35(50.8)とカメラマウントDX-WRを取り付けてから一眼デジカメを装着します。
天体写真作例はこちら
ZWO EAFを取り付ける際、MOREBLUE 鏡筒バンド・アリガタのみでは干渉します。
こちらのスペーサーを併用ください。
主な仕様 | |
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商品名 | FSQ-85EDP鏡筒 |
形式 | 4群4枚EDアポクロマート |
有効口径 | 85mm |
焦点距離 | 450mm |
口径比 | 1:5.3 |
イメージサークル | φ44mm |
質量 | 約3.6kg |
鏡筒径 | 95mm |
対物フード外径 | 114mm |
全長 | 623mm(フード収納時535mm) |
ドローチューブストローク | 50mm |
メタルバック(*) | 197.5mm |
付属品 | カメラ回転装置M、アルミキャップ |
備考 | MEF標準装備、フード摺動式 |
※ファインダーとファインダー脚は別売りです。 | |
(*)接眼体後端より焦点面までの距離 | |
FSQ-85EDフラットナー1.01× 併用時 | |
焦点距離 | 455mm |
口径比 | 1: 5.4 |
イメージサークル | φ44mm |
メタルバック | 56.2mm |
FSQ-85EDレデューサーQB0.73× 併用時 | |
焦点距離 | 330mm |
口径比 | 1: 3.9 |
イメージサークル | φ44mm |
メタルバック | 72.2mm |
レデューサーCR0.73× 併用時 | |
焦点距離 | 327mm |
口径比 | 1: 3.8 |
イメージサークル | φ44mm |
メタルバック | 72.2mm |
エクステンダーED1.5× 併用時 | |
焦点距離 | 680mm |
口径比 | 1: 8.0 |
イメージサークル | φ44mm |
メタルバック | 117.5mm |