■ 1つのカメラボディに2つのセンサーを集約

● 1本のケーブルのみで2つのセンサーの制御が可能。
● ガイドカメラとメインカメラ2台の設置時と比べ、ASI2600MM DUOは機材設置時のケーブルの取り回しが格段に楽になります！

■ゼロ・アンプグロー

● 従来のCMOSセンサーは、画像の最周辺部で赤外線光源による「アンプグロー」が発生してしまう場合がありますが、ASI2600MC DUOはゼロ・アンプグロー回路を使用しているため、高ゲインの長時間露光イメージングを行っている場合でもアンプグローの心配がありません。

■ DDR バッファメモリの実装

● 512 MB DDR3 バッファメモリを実装しています。
● DDR3バッファーメモリを用いてより安定したデータ転送を可能にすることで、データ転送速度が遅いときに発生するアンプグローの発生を抑えています。

■ QE (Quantum Efficiency, 量子効率)

● ASI2600MM DUO の QE の最大値は 91%を超えています。
● 量子効率が高いほどセンサーの光をとらえる力が強いことを表し、淡い天体などの描写に有利になります。

■ 拡張された Full Well Capacity

● Full Well Capacity はセンサーに蓄積できる最大の電子数のことです。
● ASI2600MM DUOではゲイン値を0未満に設定することもでき、極めて明るい対象を撮影する際の白飛びを抑制できます。
● ゲイン0以上の挙動はASI2600MC Proと同様です。DSO (Deep Sky Object) 撮影時ではゲイン100、極めて明るい対象では0に設定することをお勧めします。

■ センサー冷却機構と暗電流

● ASI2600MM DUOはTEC (ペルチェ電熱素子) による2段階の冷却を使用して、CMOSセンサーの温度を周辺温度より 30 ~ 35℃ 低くすることができます。
● これにより長時間露光時の暗電流の発生とセンサーノイズが大幅に低減することができます。
※ 「30 ~ 35℃」は 周辺温度 30℃でのテスト値です。

■ 結露防止ヒーター内蔵

● ASI2600MM DUOには、結露防止用のポリイミドヒーター（Polyimide Heater、フレキシブルヒーター）が内蔵されています。
● 消費電力を押さえたい場合は、コントロールソフトからヒーター機能をオフにすることも可能です。

■外部電源に関して

● 冷却を行わない場合でも、常時DC12Vの外部電源が必要です。
※ カメラ一式にはACアダプターやバッテリー等は含まれていませんので別途ご用意ください。

対応する電源の例
・ ACアダプター：オリジナルACアダプター12V・5A
・ DC電源：5.5mm/2.1mm センタープラス DC12V 規格をご使用ください。

フィルター選びに関して

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※撮影にはSharpCap4.0（日本語版）を使用して解説していますが、冷却温度やゲインなどの要点は共通していますから、他のキャプチャソフトを使う際の助けにもなると思います。