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手のひらに乗るほどのコンパクトなボディながら充実の機能を多数搭載したポータブル赤道儀です。正確な設置に欠かせない極軸望遠鏡や明視野照明装置を標準装備し、簡単に追尾撮影を開始できます。別売のシャッターケーブルで対応カメラと接続することで、タイムラプス撮影やインターバル撮影などの撮影も楽しめます。撮影を行う際は別途カメラ用の自由雲台や三脚、単三アルカリ電池4本などをご用意ください。本体色はレッド、ブラック、シルバーの三色からお選びいただけます。

天体撮影に使用する追尾モードは恒星追尾、太陽追尾、月追尾、0.5×を用意しています。他にもインターバル撮影用に2×。6×、12×のモードも搭載しています。撮影目的に合わせて幅広く対応できます。別売のシャッターケーブルでカメラと接続することで一定間隔で撮影し続けさせる事もできるようになります。

正確な追尾を行わせるには正確に設置させる必要があります。極軸合わせと呼ばれる赤道儀の回転軸を地軸と平行な状態に据え付ける作業がどの程度正確にできているかによって追尾精度に大きく影響を与えます。スカイメモSは北半球の場合は北極星、南半球の場合ははちぶんぎ座の4つの星を用いて極軸合わせを行うことができる極軸望遠鏡を標準装備しています。明るさの調整ができる明視野照明装置も付属していますので、スケールパターンが見えなくなるような暗い環境でも背景を明るくして見えるようにできます。照明装置の電源はCR2032を1個使用します。CR2032は標準で1個付属しています。別売の極軸合わせの際に方位・高度の微調整を行うことができる「スカイメモS用微動雲台」を併用することでより正確な極軸合わせを行うことができるようになります。

カメラ等を取り付けるための台座部分はアリガタ・アリミゾ式になっており、着脱が簡単に行えるようになっています。アリガタの金具はショートﾌﾟﾚｰﾄが標準付属しています。ショートﾌﾟﾚｰﾄには3/8インチネジを装備しており、3/8インチネジ対応の自由雲台などを取り付けることができます。極軸合わせの際には取り外してご使用ください。赤道儀の底面には3/8インチネジ穴があけられており、1/4インチネジ穴に変換するアダプターも付属しています。市販のカメラ用三脚に搭載可能です。
※アリガタ金具は各社から望遠鏡用として販売されているものの中には取り付けできないものがあります。

一軸のみの制御となりますが、オートガイダー接続用の端子も装備しています。端子は一般的に採用されているRJ-12なので、多くのオートガイダーが対応しています。

電源は単三アルカリ乾電池を4本使用します。常温で目安として約72時間(気温20℃、恒星時駆動の場合)の連続使用が可能です。USB mini-Bの電源端子も装備していますので、市販のUSB電源で駆動させることもできます。
※消費電力が小さいため一部のUSB電源では保護機能により電力供給がすぐに停止する場合があります。

ご注意
スカイメモS単体では撮影に使用できません。別途カメラ、三脚、雲台、電池等をご用意ください。ショートプレートに1/4インチネジの自由雲台等を搭載させる場合は市販の3/8インチネジから1/4インチネジへの変換アダプターを併用してください。

主な仕様
追尾モード		恒星/太陽/月/0.5×/2×(駆動範囲60度)/ 6×（駆動範囲60度）/12×(駆動範囲60度)
インターバルタイマー (TIMELAPSEモード/通常モード)		恒星(50秒/100秒)/太陽(7秒/14秒)/月(10秒/20秒)/ 0.5×(15秒/30秒)／2×(3秒/6秒)/6×(2秒/4秒)/12×(1秒/2秒) ※別売のシャッターケーブルが必要です。
搭載可能重量		約5kg(パーツ・ウエイト等含む)
ウォームホイル		144枚(直径86mm)アルミ合金
モーター		エンコーダー内蔵DC サーボモーター(赤経軸のみ)
極軸望遠鏡		日時設定ワンスター方式　歳差補正目盛付(2012-2032年) 南天は「はちぶんぎ座」の4星を使用　実視界7度
オートガイド端子		ST-4互換モジュラージャック
使用電源		単3形アルカリ乾電池4本
連続使用時間		約72時間(気温20度、恒星時駆動、アルカリ乾電池・ インターバルタイマー未使用)
大きさ/質量		173.5mm×113.3mm×96mm/約1Kg
三脚取付けネジ		U3/8カメラメスネジ(U1/4変換アダプター付属)
ショートプレート		SkyExplorer互換 U3/8カメラオスネジ
明視野照明装置		ON/OFFスイッチ　明るさ調節可能
付属品		ショートﾌﾟﾚｰﾄ、明視野照明装置、U3/8→U1/4変換アダプター