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VMC260L鏡筒は口径260mm、焦点距離3,000mmのカタディオプトリック式反射望遠鏡です。主鏡・副鏡は球面鏡を採用し、副鏡の手前にメニスカスレンズを配置したビクセン独自の設計で、色収差・球面収差・像面湾曲を高いレベルで補正しています。中心像の鮮鋭さに優れ、惑星の観望などに適した望遠鏡です。260mmの口径を活かした惑星の動画撮影等に威力を発揮します。別売のレデューサーを併用することで星雲や星団などの撮影にも対応可能です。全球面による光学設計のため高精度加工が行いやすく、優れたコストパフォーマンスを発揮します。
接眼部
主鏡移動式の合焦機構が採用されていて接眼部が強固に固定されています。ドロチューブに起因するたわみ等の心配がありませんので、重い一眼カメラやCCDカメラを取り付けた際でも安定した観測が可能です。フリップミラーが標準付属となっています。接眼レンズの切り替えや、直焦点撮影時の対象導入に便利です。レデューサー使用時にはフリップミラーは使用できません。ファインダーは暗視野ファインダー7倍50mmが付属しています。
アタッチメントレール
架台との取り付けはアリガタ・アリミゾ式で行います。鏡筒には大型のアタッチメントレールが取り付けられています。専用プレートホルダーが付属しており、対応する架台に専用プレートホルダーを取り付けてから鏡筒を搭載します。AXJ赤道儀やAXD赤道儀に取り付けできます。
レデューサー(別売)
レデューサーは焦点距離を短くし、像を明るくすることができる別売の補正レンズです。撮影の際に露光時間を短くし、写野を広げることができます。焦点距離を0.62倍(1,860mm、F7.1)にするレデューサーVMCが販売されています。撮影には別途直焦ワイドアダプター60とお使いのカメラに対応するTリングが必要となります。レデューサー使用時にはフリップミラーは使用できません。
主な仕様 | ||
形式 | カタディオプトリック式 | |
有効口径 | 260mm | |
焦点距離 | 3,000mm | |
口径比 | 1:11.5 | |
分解能 | 0.45" | |
極限等級 | 13.8等 | |
集光力 | 1,380倍 | |
鏡筒径 | 304mm | |
全長 | 680mm(合焦ハンドルを含めて720mm) | |
質量 | 総質量:12.1kg(本体10kg) | |
付属品 | 暗視野ファインダー7倍50mm、50mmファインダー用脚(S)、 フリップミラー、専用プレートホルダー |
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備考 | 専用大型アタッチメントレール、金属製キャリーハンドル取付済 |