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Poseidon-M Pro の主な特長
IMX571 は SONY 製の 2610 万画素 APS-C フォーマットセンサーです。1 画素 3.76μm の微細なピッチによって高解像度な画像を得られます。裏面照射型の STARVIS テクノロジーにより、最大 91%※の極めて高い量子変換効率と低読み出しノイズを実現しています。また、光の情報をデジタル信号に変換する ADCは高分解能な 16bit を搭載しており、豊かでなめらかな階調の記録が可能です。
※モノクロ≒91%、カラー≒81%

最大 71.7ke-の飽和電荷容量
Player One の独自のチューニングにより、IMX571 のカタログスペックでは 50ke-の飽和電荷容量(FullWell)を 71.7ke-まで拡張しています。飽和しにくいことによって、表現の幅がより広がります。

デュアル TEC 冷却システム
2つの TEC(冷却素子)を用いてセンサーを冷却するデュアル TEC 冷却システムを搭載しています。センサーチャンバーの構造の最適化、テフロンスペーサーによる伝導熱(ヒートバック)の軽減、大型ヒートシンクによる効率的な排熱により、最大で外気温-40℃の強力な冷却が可能です。また、冷却による結露を防ぐための結露防止ヒーターを内蔵しています。

先進的な USB Type-C を採用
カメラとパソコンの接続には USB-A やUSB-B より先進的な規格である USB3.0 Type-C を使用します。USB Type-C にはコネクターの裏表の区別がなく、迅速で確実な接続が可能です。オートガイダーなどのアクセサリー用のポートも用意されており、接続には USB2.0 Type-C を使用します。
合理的な筐体設計
唯一無二の八角形の特徴的ボディは、見た目の美しさだけではなく、カメラを取り扱う上でも使いやすい工夫に溢れています。美しい天体写真を撮影するためには、東⻄南北の軸に対するセンサーの⻑辺、短辺の直交性は重要です。Poseidon のボディはセンサーの辺に対応する位置が平面になっており、セッティングや構図の変更時に、容易に角度を合わせることができます。
また、望遠鏡との接続部分は円形になっており、一部のプライムフォーカス鏡筒に使用した際に回折光を円形に保ち、星像に与える遮蔽の影響を最小限にとどめる効果が期待できます。

取り扱いやすいセンサーチルトプレート
カメラを望遠鏡に取り付けた状態でも簡単に操作ができるチルトプレート形状を採用。各辺に対応した位置に調整ネジがあり、スケアリングの調整に際してより直感的に傾きを修正することができます。チルトプレートと本体の間には遮光性に優れたシェーディングパッドが装着されており、隙間からの迷光の心配はありません。
豊富な階調表現が可能な 16bitADC 搭載
Poseidon シリーズでは、センサーからのアナログ信号をデジタルに変換するコンバーター(ADC)に16bit の高分解能なものを使用しています。12bitADC の 16 倍、14bitADC の約 4 倍の高い分解能を持ち、センサーから出力されるごくわずかな階調差も精密に記録します。

デッドピクセルサプレッション(DPS)テクノロジー搭載
DPS テクノロジーが搭載された Player One のカメラは、ホットピクセルやクールピクセルと言った欠損画素(デッドピクセル)を自動で判別し、カメラ内部のメモリへ記録することで撮影時に自動的に補正を行います。これによりデッドピクセルを大幅に抑制することができます。

DDR3 512MB 大容量キャッシュメモリ搭載
本体内部に 512MB の大容量 DDR3 キャッシュメモリを搭載しています。フレームのドロップを回避し、読み出しを安定させることでリードアウトノイズやアンプグローを大幅に減らす効果があります。
HCG(high conversion gain)モード
Player One のカメラには独自の HCG モードが装備されています。HCG モードは、ハイゲイン設定時に読み出しノイズを大幅に低減し、低ゲインと同じ高ダイナミックレンジを維持できます。
ノンアンプグロー
IMX571 センサーにはアンプグローがなく、センサー全域で極めて均一な受光特性を持っています。
2 種類の画素読み出しモード
Poaseidon シリーズのカメラにはNormal モードと Low Noise モードの 2 種類の異なる特性を持った画素読み出しモード が搭載されています。LowNoise モードでは読み出しノイズが大幅に低減され、⻑時間露光時に、より低ノイズな画像を得ることができます。
Normal モード時スペック

LowNoise モード時スペック

感度特性

CMOSカメラの保護ガラス
Poseidon-M Pro の保護ガラスには反射防止膜コーティングのARコーティングが施されてます。可視光以外に近赤外線なども透過する仕様ですので、ご使用の際はIR/UVカットフィルターなど何らかのフィルターを併用ください。
キャプチャーソフトでの使用について2023 年 4 月時点で、Player One の冷却 CMOS カメラをネイティブサポートしているのは Sharpcap4.1(β版)以降です。Sharpcap 以外のキャプチャーソフトをご使用の場合は、ASCOM プラットフォームと、Player One 社の無償配布する ASCOM ドライバーをインストールすることで使用可能となります。
主な仕様 | |||
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商品名 | Poseidon-M Pro | ||
センサー | SONY IMX571 裏面照射型CMOSセンサー | ||
フォーマット | APS-C (23.5mm × 15.7mm) | ||
解像度 | 6,257 × 4,176 (約2,610万画素) | ||
ピクセルピッチ | 3.76µm × 3.76µm | ||
シャッター | ローリングシャッター | ||
シャッター速度 | 32µs〜2,000s | ||
QE | 約91% | ||
飽和電荷容量 | 71,700ke- | ||
ADC | 16bit | ||
読み出しノイズ | 3.9-1.0e- | ||
HCGモード | 対応 (gain 125〜) | ||
FPS | 10 (最大) | ||
保護ガラス | ARコートクリア (直径 φ46mm / 厚さ 2mm) | ||
フランジバック | 17.5mm / 12.5mm (チルトプレート取り外し時) | ||
データポート | メインケーブル USB3.0 (Type-C)、アクセサリー USB2.0 (Type-C) | ||
電源 | DC12V3A (最大) 内径φ2.1mm 外径φ5.5mm センタープラス | ||
冷却能力 | 外気温 -40℃ ±2℃ | ||
動作温度 | -10℃〜60℃ | ||
動作湿度 | 0〜80% | ||
内部キャッシュ | 512MB DDR3 | ||
接続規格 | M48 P0.75 / 50.8mm 差し込み / 31.7mm 差し込み | ||
質量 | 約 650g | ||
筐体最大直径 | 90mm | ||
対応OS | Windows7,8,10,11 | ||
付属品 |
カメラ本体、USB3.0 Type-C to A ケーブル (2m)、USB2.0Type-C to C ケーブル (0.4m)、 USB2.0 Type-C to A ケーブル (0.4m)、六角レンチ、セミハードケース、ハンドブロワー、 50.8mm アダプター、31.7mm アダプター、ケーブルバンド、予備ねじ |
