FS-60Q鏡筒とSky Watcher AZ-PRONTOマウントに鏡筒バンドとアリガタも加えた、これから天体観察を始めたい方にお勧めのセットです。アイピース等は付属しませんので別途ご用意ください。(本ページ下部にお勧め商品をご紹介しています)
軽量コンパクトで高品質なタカハシの2枚玉フローライトアポクロマート「FS-60CB」は比較的短焦点の天体写真用としても高い人気がありますが、実は眼視用としてもクリアで色収差の少ないシャープな見え味を誇ります。月や惑星の細部を観察する場合には、口径差があまり大きくなければ、長大なアクロマートを上回る見え味です。
本セットの中心商品である「FS-60Q」は、そんなFS-60CBに焦点距離を1.7倍にするエクステンダーを組み込んだ鏡筒です。中心像が一層シャープになるだけでなく、周辺像もかなり改善されて、焦点距離600mm(F/10)の写真用レンズとしても高性能です。
そんなFS-60Qをまずは眼視用として、なるべくシンプルな構成でお客様へ安価にお届けでき、しかも性能をしっかりと発揮できるような組み合わせを考えましたので、このセットをご提案いたします。
【構成】
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・FS-60Q鏡筒
・2本組鏡筒バンド
・180mmアリガタ
・AZ-PRONTOマウント(延長ピラーと三脚を含みます) ※全体重量=約5.8kg(実測)
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鏡筒バンドはシンプルな2本組のものです。タカハシカラー(ライトブルー)に塗装してあり外見が良くマッチします。それをアリガタに取り付けておき、AZ-PRONTO経緯台(上面がアリミゾ)とはスムーズに着脱が可能です。AZ-PRONTO経緯台は方位・高度の2つの軸で手動(微動ハンドルを回す)で天体を追いかける方式で、シンプルな分軽量なのでFS-60Qと組み合わせて使うのにはちょうど良いと判断しました。この組み合わせで使う場合、風が強い環境でなければ、150倍くらいまでの倍率で快適に天体を追い掛けながら観察が楽しめます。
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【別売品のご紹介】
本セットにはアイピース等が付属しませんので、ご希望に応じて別途お求めください。
まずは天頂プリズムです。必須ではありませんが、これを使うと見口が90度折り曲げられますので、地平高度の高い天体を観察する時に快適になります。タカハシ純正品では「天頂プリズム31.7MC」をご用意しています。
高倍率アイピースは、例えば「TOE-4.0mm」を使うと150倍となります。手動追尾の観点からも光量の意味からも、このくらいの高倍率が使いやすいのでお勧めです。TOE-4.0mmをFS-60Qに組み合わせれば、視野の中心から最周辺に至る全域でほぼ均一なシャープさを実現できますので、手動式経緯台で追いかけながら観察することを考えると「天体が視野のどこにあってもシャープに見える」というメリットは大きいと思います。眼鏡を掛けている場合は、同じ倍率となるビクセン「SLV 4mm」が覗きやすくて便利です。これらは150倍となるアイピースですが、これ以上に倍率が高くなると木星や土星でさえ光量不足がちになりますので初めての方にはお勧めしにくいところです。一方で、複数人で代わる代わる覗く場合には90〜100倍程度まで倍率を下げる(アイピースの焦点距離は6〜7mmほど)と使いやすくなります。このあたりは好みの分かれるところですので、ご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。
中倍率アイピースは、例えば月面の全体像が余裕を持って視野に収まる倍率(40〜60倍)とする場合は、アイピースの焦点距離が10〜15mm程度となります。視野とアイレリーフは控えめですがタカハシ「TPL-12.5mm」(48倍)はとてもコントラストの高いシャープな見え味です。このくらいの焦点距離のアイピースは各社さまざまに発売されていますので、選択肢が多くございます。覗きやすさとコストパフォーマンスの高さで国際光器「Photon 12mm」(50倍)もお勧めです。
夜空の暗いところで淡く広がった銀河や星雲を見たい場合は、タカハシ「TPL-33mm」(18倍)などはいかがでしょうか。FS-60Qは本体の焦点距離が比較的長いので、アイピースの焦点距離は25〜35mmくらいが使いやすいと思います。このクラスの焦点距離のアイピースは各社さまざまに発売されていますので、選択肢が多くございます。まずは安価なもので…というご選択も良いかもしれません。
アイピース選びなどでご不明な点がありましたら、お気軽にご相談くださいませ。
※FS-60Q鏡筒(バンド、アリガタ一式)の収納には「屈折用バッグS」が便利です!
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本セットの中心商品である「FS-60Q」は、そんなFS-60CBに焦点距離を1.7倍にするエクステンダーを組み込んだ鏡筒です。中心像が一層シャープになるだけでなく、周辺像もかなり改善されて、焦点距離600mm(F/10)の写真用レンズとしても高性能です。
そんなFS-60Qをまずは眼視用として、なるべくシンプルな構成でお客様へ安価にお届けでき、しかも性能をしっかりと発揮できるような組み合わせを考えましたので、このセットをご提案いたします。
【構成】
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・FS-60Q鏡筒
・2本組鏡筒バンド
・180mmアリガタ
・AZ-PRONTOマウント(延長ピラーと三脚を含みます) ※全体重量=約5.8kg(実測)
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鏡筒バンドはシンプルな2本組のものです。タカハシカラー(ライトブルー)に塗装してあり外見が良くマッチします。それをアリガタに取り付けておき、AZ-PRONTO経緯台(上面がアリミゾ)とはスムーズに着脱が可能です。AZ-PRONTO経緯台は方位・高度の2つの軸で手動(微動ハンドルを回す)で天体を追いかける方式で、シンプルな分軽量なのでFS-60Qと組み合わせて使うのにはちょうど良いと判断しました。この組み合わせで使う場合、風が強い環境でなければ、150倍くらいまでの倍率で快適に天体を追い掛けながら観察が楽しめます。
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【別売品のご紹介】
本セットにはアイピース等が付属しませんので、ご希望に応じて別途お求めください。
まずは天頂プリズムです。必須ではありませんが、これを使うと見口が90度折り曲げられますので、地平高度の高い天体を観察する時に快適になります。タカハシ純正品では「天頂プリズム31.7MC」をご用意しています。
高倍率アイピースは、例えば「TOE-4.0mm」を使うと150倍となります。手動追尾の観点からも光量の意味からも、このくらいの高倍率が使いやすいのでお勧めです。TOE-4.0mmをFS-60Qに組み合わせれば、視野の中心から最周辺に至る全域でほぼ均一なシャープさを実現できますので、手動式経緯台で追いかけながら観察することを考えると「天体が視野のどこにあってもシャープに見える」というメリットは大きいと思います。眼鏡を掛けている場合は、同じ倍率となるビクセン「SLV 4mm」が覗きやすくて便利です。これらは150倍となるアイピースですが、これ以上に倍率が高くなると木星や土星でさえ光量不足がちになりますので初めての方にはお勧めしにくいところです。一方で、複数人で代わる代わる覗く場合には90〜100倍程度まで倍率を下げる(アイピースの焦点距離は6〜7mmほど)と使いやすくなります。このあたりは好みの分かれるところですので、ご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。
中倍率アイピースは、例えば月面の全体像が余裕を持って視野に収まる倍率(40〜60倍)とする場合は、アイピースの焦点距離が10〜15mm程度となります。視野とアイレリーフは控えめですがタカハシ「TPL-12.5mm」(48倍)はとてもコントラストの高いシャープな見え味です。このくらいの焦点距離のアイピースは各社さまざまに発売されていますので、選択肢が多くございます。覗きやすさとコストパフォーマンスの高さで国際光器「Photon 12mm」(50倍)もお勧めです。
夜空の暗いところで淡く広がった銀河や星雲を見たい場合は、タカハシ「TPL-33mm」(18倍)などはいかがでしょうか。FS-60Qは本体の焦点距離が比較的長いので、アイピースの焦点距離は25〜35mmくらいが使いやすいと思います。このクラスの焦点距離のアイピースは各社さまざまに発売されていますので、選択肢が多くございます。まずは安価なもので…というご選択も良いかもしれません。
アイピース選びなどでご不明な点がありましたら、お気軽にご相談くださいませ。
※FS-60Q鏡筒(バンド、アリガタ一式)の収納には「屈折用バッグS」が便利です!
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