FC-76DCU鏡筒の対物側部分です。FS-60CB、FS-60Q鏡筒をすでにお持ちの場合にFC-76DCU鏡筒へアップグレードさせることができます。
鏡筒にねじ込まれているFS-60CB鏡筒やFS-60Q鏡筒の対物レンズ部を取り外し、替わりに取り付けるだけで簡単に入れ替えることができます。FS-60CB鏡筒やFS-60Q鏡筒の鏡筒と接眼体を利用することで、少ない予算で口径の大きいFC-76DCU鏡筒にアップグレードできます。目的に応じてFC-76DCU鏡筒とFS-60CB鏡筒もしくはFS-60Q鏡筒を使い分けることもできるので、幅広く活躍できる鏡筒へと生まれ変わらせることができます。
大きさの比較
左からFC-76DC対物ユニット、FS-60CB鏡筒と並んでいます。FC-76DC対物ユニットはFS-60CB鏡筒と同じくらいの大きさなので保管や持ち運びに大変便利です。
エクステンダーCQ1.7×(別売)
光路の途中に入れる設計のエクステンダーレンズです。対物ユニットと接眼ユニットの間にねじ込んで取り付けます。このエクステンダーを追加することで焦点距離954mm、F12.6にすることができます。エクステンダーCQ1.7×はFS-60Q鏡筒には付属しています。FS-60Q鏡筒とFC-76DC対物ユニットがあれば組み合わせを変えることで4通りの使い方ができます。対象や用途によって使い分けることができます。
1.FC-76DCUの標準仕様(エクステンダーCQ1.7×無し)。専用のフラットナーやレデューサーが併用できます。
口径76mm 焦点距離570mm 口径比1:7.5
2.FC-76DCUの長焦点仕様(エクステンダーCQ1.7×付き)。惑星観測におすすめです。
口径76mm 焦点距離954mm 口径比1:12.6
3.FS-60CB仕様(エクステンダーCQ1.7×無し)。専用レデューサーが併用できます。
口径60mm 焦点距離355mm 口径比1:5.9
4.FS-60Q仕様(エクステンダーCQ1.7×付き)。コンパクトかつ手軽に長焦点にできる組み合わせです。
口径60mm 焦点距離600mm 口径比1:10.0
さらに エクステンダーQ1.6×やエクステンダーC2×(生産終了)などの併用が可能です。
主な仕様 | ||
口径 | 76mm | |
焦点距離 | 570mm | |
鏡筒径 | 80mm | |
全長 | 335mm | |
質量 | 約900g | |
対応機種 | FS-60C鏡筒、FS-60CB鏡筒、FS-60Q鏡筒 |
ご注意
交換の作業は慎重に行ってください。FC-76DC対物ユニット単体での使用はできません。初期モデルのFS-60C鏡筒にFC-76DC対物ユニットを取り付けた場合、76Dレデューサーを使っての写真撮影と眼視でピントが合いません。FS-60C鏡筒との組み合わせで76Dレデューサーを使用するにはCB 改造キットが必要ですので、別途お求めください。
システムチャート
写真/眼視 FC/FSマルチフラットナー1.04×
写真/眼視
FS-60Qに使用時
エクステンダーQ1.6X
エクステンダーC2X